休耕地こそ観光資源!

2025年08月25日

花蓮縣南部に位置する富里郷。総面積176.3705 km²。人口は1万人弱。主力産業は農業という地域です。

富里郷は花蓮縣として珍しく、これといった観光資源がありませんでした。唯一、ワスレグサ群生地である六十石山があり、ワスレグサが満開を迎える時期には観光客は来るが、それ以外の時期は観光客はほとんど訪れず、花蓮から隣の台東縣への向かうための通過地点でした。

花蓮縣には人気の高い観光スポットとして、太魯閣(タロコ)渓谷(花蓮縣北部)、東海岸(花蓮縣東部海岸線)、日本統治時代の面影が残る花東縦谷(花蓮縣北部から中部)がありますが、花蓮縣南部は観光資源が乏しい地域でした。

また、冬場は花蓮県全体として観光客の足が遠のくことが大きな課題でしたが、十数年前に「冬場に花蓮に観光客誘致する方法」として「花東花海」と銘打って、休耕地や収穫を終えた農地を活用し、お花畑を花蓮縣から南隣の台東縣までの主要国道沿いに作っていきました。富里にも花海は作られました。

この企画が始まった当初は、花蓮縣の各地域がその出来栄えを競い合い、大いに盛り上がりを見せました。現在も毎年、12月~2月頃までの期間実施されており、冬場の花蓮への観光客誘致に一役かっています。

しかし、富里郷は前述の如く、花蓮縣の南端。花蓮縣は南北に細長い地形で、南北の距離は台湾最長の約180km。
そのため、富里郷にまで足を運ぶ観光客は多くはありませんでした。

そこで、富里郷の農家と農會(日本の農協に似た組織)が協議を行い、他では真似できない奇策を打ち出したのです。その奇策とは何か・・・・・。下記写真を見てください。

富里郷は稲作が盛んな地域。富里米は台湾でも人気の高いブランド米の一つ。従って、稲刈り後の藁は豊富にあります。その藁を使って、写真の様な様々な動物のモニュメントを休耕地に作ったのです。入場は無料。

特別な宣伝広告は打ち出さなかったののですが、農家の人達や農會がSNSに投稿。それを観た人がこの地を訪れ、SNSに投稿。気が付けば、今では花蓮観光の重要スポットとして大人気を集めました。

富里郷農會の販売所(日本で言う道の駅の様な場所)の隣の休耕地に会場を設けたため、販売所の売上も大幅アップ。富里産農産物、農産物加工品も広く知れ渡る様になったのです。

弊社では今までも何度か、「富里郷農會の協力を得て、藁でつくる動物モニュメントイベントをやりませんか」と呼びかけていますが、残念ながら、現段階では反応はありません。

このイベントに係る費用は、花蓮縣政府や富里郷公所の農業部、観光部の両方から予算を引っ張ってきています。正に、農業と観光の融合により、全てがウィンウィンとなる施策だと思います。

また、富里郷農會では、今年、「富里郷の農産物を実際に味わってもらおう」ということで、稲作地の一部(既に、刈り入れが終了した場所)を活用したディナーイベントを開催しました。このイベントも大成功を収めています。

富里郷産の農作物を使って、一流シェフが料理。来場者は特設会場で一流シェフのフルコースに舌鼓を打ちながら、素晴らしい演奏を聞き、自然の風を感じながら、贅沢なひと時を過ごしました。

出典:花蓮縣富里郷農會 更生日報

また、会場内には、農家の人々が作った農産物加工品も展示され、希望者には販売も行っていました。

富里郷での活動は、今の日本でも十分に実現可能です。実現可能とする企画とノウハウは弊社にお任せください。

全てを自分達でやろうと思うと、それは不可能です。逆に、その時間があるならば、是非、素晴らしい農作物を作ることに時間をまわしてください。農業界もアウトソーシングが必要です。

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花東企業社 Huatung Enterprise Corp.
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