世界で認められている花蓮のお茶

2025年09月06日

斬新で市場性の高い商品を提案していくことで、茶の新たな需要を創造して消費拡大につなげることを目的とした世界で最も権威のあるお茶のコンクールの一つである「世界緑茶コンテスト 2025」が、8月21日(木)、22日(金)に「ふじのくに茶の都ミュージアム(静岡県島田市)」で開催されました。

日本、中国、台湾、韓国、タイの5ヶ国・地域から出品された合計194点の出品茶の中から、厳正な審査の結果、最高金賞20種類、金賞42種類、パッケージ大賞1種類、フロンティア賞1種類、エコプロダクツ賞(新設)1種類が決定しました。

最高金賞20点の内、見事2種類を獲得したのが、花蓮縣の「露予莊園」。1軒の農家で2種類の品種(露予茶-冬藏 ・藍鵲 )が選ばれたのは唯一、露予莊園だけであった。

また、金賞には同じく花蓮縣の赤科山天心茶莊の「有機烏龍茶」が選ばれました。

花蓮縣縣長徐榛蔚氏は、「花蓮の茶農家が国際大会で度々優勝していることは、花蓮の栄誉であるだけでなく、台湾茶産業の誇りでもある」と述べました。この功績は、農家の長年にわたる粘り強い努力の賜物であり、国際市場における花蓮茶の潜在力と無限の可能性を象徴しています。花蓮の茶農家は単なる農家ではなく、「茶の職人」であり、茶葉の価値を最大限に高めていると言える。

日本ではあまり知られていないが、花蓮縣はお茶の産地で、今までにも国際大会で数多くの賞を受賞している。
例えば、2024年には瑞穗郷の謝茗遠氏、富里郷六十石山の林淑慧氏が世界緑茶コンクールでそれぞれ最高金賞と金賞を受賞した。

また、同年、富里郷六十石山の林俊傑氏は《綠蜒蜜香紅茶》でイギリスのGreat Taste Awardsで、Golden Forksを受賞している。さらに、2025年、同じくイギリスのGreat Taste Awardsで、花蓮縣の「花蓮蜜香紅茶」を連続して三ツ星を得ている。
2024年には、瑞穂の謝明園氏と富里六十石山の林淑恵氏が世界緑茶コンクールでそれぞれグランプリと金メダルを受賞しました。同年、富里六十石山の林俊傑氏は「緑蛇蜂蜜香紅茶」で英国グレート・テイスト・アワードのゴールデンフォークス・ゴールド賞を受賞しました。2025年には、花蓮蜂蜜香紅茶も英国グレート・テイスト・アワードで連続三つ星を獲得しました。

実は、花蓮縣の茶栽培の歴史は比較的新しく、日本統治時代の1930年代に国田正二氏が瑞穂で紅茶栽培を開始したことが始まりとされます。元々、国田氏は瑞穂郷舞鶴地区でコーヒー栽培(住田コーヒー農園)の支配人として着任し、コーヒー畑を開拓したが、その際、コーヒー樹の間にお茶を栽培したことから始まっている。
戦時を経て一旦途絶えましたが、1973年に台湾省農林庁が舞鶴地区を適地と認定したことで栽培が再開されました。その後、品質改良と「舞鶴茶」のブランド化が進み、1990年代には農薬を使わない「無毒農業」の取り組みから「蜜香紅茶」が誕生するなど、独自の発展を遂げている。


徐榛蔚縣長は、花蓮縣政府は引き続き茶産業の六次産業化に向けての発展を推進し、農業生産と農産物加工、そして直販のサービス産業モデルを確立すると強調した。

統合サプライチェーンを形成することで、農産物の付加価値を高め、茶農家の国内外の販路拡大とブランド価値の向上を支援。国際大会や交流への参加を通じて茶農家のレベルアップを促し、より多くの国に花蓮茶の素晴らしさを理解してもらうとともに、茶匠の精神を継承し、花蓮茶の高品質なイメージを花蓮政府と共に作り上げていく決意を述べた。

花蓮縣の農業の六次産業化については当方も8年ほど前から花蓮縣政府農業處、農會に何度となく提案してきたが、当時はまだまだ理解を深めてもらうことは出来なかったが、やっと縣政府も本気で六次産業化に乗り出してくれたことを嬉しく思う。

出典:更生日報 花蓮縣政府農業處 播磨憲治著:日本統治時代の花蓮を変えた男 台湾農業改革の父 国田正二

Share
花東企業社 Huatung Enterprise Corp.
Powered by Webnode Cookie
無料でホームページを作成しよう! このサイトはWebnodeで作成されました。 あなたも無料で自分で作成してみませんか? さあ、はじめよう